こんにちは、郡司守です。

売上が上がらない理由を考えてはいけません。

なぜなら、売上が上がらない原因を分析しても、売上が上がるとは限らないからです。

「原因を探す」と言う考えは、医学的な考え方なのです。

例えば、風邪を引いた場合

「風邪を引いた結果」は「風邪をひく原因」があると考えるのです。

しかし、風邪を引いいた原因は、一つではない事が多いです。

だから、症状を抑える薬という方法がとられます。

これは、対処療法です。

これを売上で考えると

「売上が上がらない結果」は売上が上がらない原因」があると考えます。

そして、同じように原因は一つではなく、いくつも考えられます。

しかし、症状を抑える解決策は見つかることはないのです。

売上を上げるためには、対処療法のような方法では、売上は上がらないのです。

そこで、売上の上がる解決策の見つけ方をお伝えします。

売上が上がらない原因を探さなければ、売上は上がる!

売上が上がらない時の常識

多くの方が売上が上がらない時に考えるのが、

「なぜ、売上が上がらないのか?」

と原因を考えるのです。

そして、この考え方が、売上を上げることができないドツボにはまる道なのです。

しかし、こう考えるのは当たり前です。

だって、間違った答えを書いたら、間違った原因を探すように子供の頃から教えられているのですから。

では、売上が上がらない場合、どうしたら売上が上がる方法が見つかるのでしょうか?

売上が上がらない原因を考えない方法

売上が上がらない理由を考えない方法ってどういう事?感じるかと思います。

要するに、売上が上がった理由を考えればいいのです。

どんなに売上が上がらないという問題を分析しても、売上が上がるための問題解決にはなりません。

逆に、たまたま、偶然うまく売上が上がった理由を見つけることで、売上が上がるヒントがどんどん見つかるのです。

なぜ、売上の上がるヒントが見つかるのか?

売上の上がるヒントが見つかる3つの理由

理由1

売上の上がる理由を考えるということは、自分たちがうまくいったことを再現することになるので、必ず実行できる。

理由2

うまくいっている部分を見つけることで、自分たちができるというモチベーションも上がり、アイディアが出やすくなる。

理由3

売上が上がらないという問題とは、違った解決方法をとっているので、ヒントが見つけやすくなる。

実際に、売上が上がらない理由を考えなくなると、売上が上がるようになります。

売上が上がらない理由を考えいないで、売上が短期間で上がった事例

Fさんは携帯会社のマネージャーになり、何店舗も見るようになり忙しい状態でした。

その忙しい時期に、なかなか売り上げのあがらない店舗がありました。

そこで、Fさんが思いついたのは、イベントを開催することにしました。

ただ、いつものようにイベントをするのではなく、他の店舗からのスタッフを借りて、イベントを開催しようと考えたのです。

実際には、今までの経験上、他の店舗から、スタッフを借りてイベントをすると言う事はありえませんでした。

なぜなら、同じ会社でも店舗が変われば、他店舗はライバルになるので人を貸し出しすることがなかったのです。

しかし、Fさんは、今まで結果のでている店舗のスタッフが来てくれれば、結果がでると考えていました。

そこで、各店舗の店長から、許可をもらいスタッフをお借りしました。

正直、周りのマネージャーさんからは、そんなことしてもうまくいくはずが無いというようなまなざしで、見られていたのです。

イベントは、2日間準備も整えて、いざ、初日が来ました。

しかし、全くと言うくらいお客様が来ませんでした。

Fさんは、すごく落ち込んではいたものの、スタッフ前では、笑顔を絶やさず、「大丈夫、お客様は来るから。」ということで精一杯でした。

そのとき、私のことを思い出し、電話をして来たのです。

「チラシも人にもお金をかけて、やっているのに全くお客様が来ないんです。

このイベントを失敗したら、正直マネージャーをおろされるかもしれません。

何とかして、イベントを成功させなきゃいけないんです。何がいけないんですか?」

Fさんからの電話は、もう切羽詰まった状態でした。

私が言ったのは、簡単なことでした。

「Fさん、売上が上がらない原因を探さないでください。

まずは、Fさんが、司会者になって、イベントでお客様が来ないとはいえ、今までで、うまくいった方法、お客様が来ちゃった方法をスタッフから、聞いてみてください。

できるだけ、具体的にですよ。

そして、そのうまくいった方法から、何でもいいから、アイディアを考えてもらい、その中からすぐにできるアイディアをみんなで、実行できるかどうか確認をして、OKなら、すぐに取りかかってみましょう。」

こんな話をしたのです。

Fさんは、素直に受け入れてくださり、すぐにスタッフと話をしをやってみたのです。

2日目の夜に、Fさんから連絡がありました。

「今までのイベントで、最高の売上と利益を達成できました。本当にありがとうございます。」

という感想を頂きました。

では、何が起きたのかというと・・・

Fさんは、過去、うまくいった方法をスタッフみんなに聞いただけです。

「スタッフから、いままででイベントで成功したやり方を発表してもらい、そのまま実行に移した方がいい方法は、すぐに行動してもらいました。

予算の関係上無理そうなら、そこからさらにアイディアを出してもらい、スタッフたちでできるアイディアに変え実行してもらっただけでした。」

と言ってました。

そうすることで、チームとしてスタッフ全員が、何をするかが具体的に分かり、行動してくれたのです。

また、スタッフたちが途中で気づいたことは、みんなで話し合い、

短期間の時間ですばらしいチームになっていったということでした。

Fさんも正直、もうダメだと思っていましたが、うまくいった方法を

やってみて驚くぐらいの効果が出てビックリしていました。

そして、今までは、イベントをすると赤字ばかりだった店舗だったのが、2日間での利益が140万円という数字も出せたのです。

Fさんが売上の上がらない原因を探さなかったので、スタッフも前向きな気持ちになり、スタッフの気持ちに変化のスイッチを入れることができたのだと思います。

まとめ

売上の上がらない原因を探さないだけで、売上が上がるのです。

残念ながら、原因を探している間は、売上を上げることができません。

売上を短期間で上がるように解決したいのなら、売上が上がった理由を探してください。

「売上が上がらない」という問題があった場合、例外というのは、「売上が上がる」という事です。

売上が上がらなくても、営業プロセスの中で、上手くいっているところまでがわかり、次へのステップがうまくいっていないのであれば、その上手くいっていないステップで上手くいった例外を探せば良いのです。

すでに、多くの方がこの方法で成果を上げています。

ぜひ、例外を探してみてください。

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