心理学は、人間の行動や感情を科学的に分析する学問です。
心理学を学ぶことで、自分自身や他者の心理状態を理解したり、コミュニケーション能力や問題解決能力を高めたりすることができます。
また、心理学は、教育やマーケティングなどさまざまな分野で応用されており、幅広いキャリアパスがあります。
しかし、心理学を学ぶだけでは不十分です。
実際に心理学の知識や技術を活かすためには、資格が必要になる場合もあります。
そこで今回は、心理学に関する資格の種類とそのメリットについて紹介します。
国家資格と民間資格それぞれの特徴
心理学に関する資格は、大きく国家資格と民間資格に分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。
国家資格
国家資格は、厚生労働省や文部科学省などが認定しているもので、一定の基準を満たした者だけが取得できます。
国家資格には、臨床心理士や児童心理司などがあります。
国家資格は、公的機関や医療機関で働くために必要なものであり、高い信頼性や専門性が求められます。
国家資格を取得するためには、大学院レベルの教育課程を修了したり、実務経験を積んだりする必要があります 。
国家資格を持つ者は、「公益社団法人日本臨床心理士会」 や「公益社団法人日本児童青年精神保健協会」 などの団体に所属し、「倫理規定」 や「守秘義務」 を遵守しなければなりません。
民間資格
民間資格は、一般社団法人やNPO法人などが主催しているもので、取得条件や試験内容は各団体によって異なります。
民間資格には、「日本メンタルヘルス協会」 の「産業カウンセラー」 や「日本能力開発推進協会」 の「コーチング能力開発士」 などがあります。
民間資格は、カウンセリングやコーチングなどの分野で活用できるものであり、自由度や柔軟性が高いです。
民間資格を取得するためには、「通信教育」 や「オンライン講座」 を受講したり、「筆記試験」 や「面接試験」 を受けたりする必要があります。
民間資格を持つ者は、「日本心理カウンセリング協会」 や「日本コーチ協会」 などの団体に加入することができますが、必須ではありません。
民間資格は、国家資格に比べて取得しやすい反面、認知度や信頼度が低い場合もあります。
このように、どの心理学の資格を取得するかによって、時間も費用も変わってきます。
もし、興味のある資格があたら、更に調べてみると良いですよ!
参考文献
厚生労働省:臨床心理士制度 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177229.html
文部科学省:児童心理司制度 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jidoushinri/index.htm
日本メンタルヘルス協会:産業カウンセラー https://www.jmha.or.jp/counselor/
日本能力開発推進協会:コーチング能力開発士 https://www.nadp.or.jp/coach/